霞む槍
今回は上高地から槍ヶ岳を目指すルートでも、蝶ヶ岳、常念岳を経由していく縦走ルートの紹介です。

上高地からこのルートで槍にいく人は少ないと思いますが、余裕があるなら試してほしいルートですね。

 

 

私の計画書

1日目 沢渡から始発バスで上高地へ
上高地-1h-徳沢園-3h-長壁山標識-2h-妖精の池-1h-蝶が岳ヒュッテ

2日目 蝶が岳山頂経由し常念へ
蝶が岳ヒュッテ-7h-常念岳-1h-常念小屋

3日目 常念小屋から西岳ヒュッテ
常念小屋-4h-大天井小屋-2h30-西岳

4日目 西岳から槍ヶ岳へ
西岳-2h-水俣乗越し-3h-槍岳山荘

5日目 槍岳山荘から上高地へ下山
槍岳山荘-2h-槍沢ロッジ-1h30横尾山荘-1h-徳沢-1h-上高地
(新穂高へ降りることもある)

上記はあくまで参考です。
自身の体力と脚力をベースに最適な行程を導き出して下さい。

 

登山口となるのは上高地から進んだ徳沢園。
ここから蝶が岳への登山ルートが出ています。

ルートは樹林帯が続くかなり長い行程で、
尾根を歩いていくものの景色を楽しむ場所が無く
初めは苦難の道のりとなります。

 

徳沢園から蝶が岳ヒュッテへ

槍から蝶

写真クリックで拡大 参照国土地理院ウォちず

長塀山というのを目指していきますが、
行程はとにかく長い。

同行メンバーがばてていました。

樹林帯を永遠登っていく上に起伏が少なく、
地形図を駆使しても現在位置の把握が難しいのが
疲れに繋がります。

縦走初日で荷物があるだけに苦労するでしょう。

 

蝶が岳小屋近くに来てようやく視界が開けます。

途中唯一の見所といえる
妖精の池というのがありますが、
ここまでくれば小屋は間近です。

妖精の池はとても静かで休憩にはピッタリ。
言われてみれば確かにメルヘンを感じさせなくもない池です。
夢をぶち壊してすみません・・・

ペースに自信あれば常念まで行く人もいますが、
慣れないうちは蝶が岳・常念と宿泊していくのをすすめます。

 

蝶が岳から常念岳へ

蝶から常念

 

常念岳は外観を見ても分かるように、登りが続く過酷なルート。
穂高のような危険な岩場ではないですが、体力勝負です!

百名山とはこうあるべきというような、
苦労に見合った達成感を味わえる山の一つだと思います。

 

蝶から常念2

 

蝶が岳や燕岳、大天井と平坦な頂上の山が連なる中で、
最も頂上らしい景観を楽しめるのが常念岳です。

 

常念岳から大天井もしくは西岳へ

常念から西岳

 

常念さえ過ぎれば後の行程はスムーズ。

ハイマツの尾根をサクサク進めます。

雷鳥やコマクサを見つけられる可能性が高い
余裕あるルートです。

ペースの遅い人は大天井をベースにしてもいいですし、
西岳まで行ってもそれほど時間はかかりません。
ほぼ平坦な尾根沿いの道をトレースしますので気分も上場。
途中にはコマクサ群生地もあるのでお見逃し無く!

槍へ余裕もってアタックしたい人は西岳へ
大きな小屋でゆっくりしたいなら大天井で泊まりましょう。

 

西岳からは槍ヶ岳が目の前に見え、
後ろを振り返れば常念の急登が見えます。

自分が歩いてきた距離のすごさを実感できる、
すばらしいパノラマを満喫できるこのルート屈指の見所です!

天気に恵まれるよう祈りながら行きましょう。

 

槍ヶ岳まで

西岳~槍

 

槍ヶ岳へは途中少し下り、谷を渡らねばなりません。

水俣乗越しという場所を経由していきます。
ここははしごなどを使う場所があるので注意します。

ここから槍ヶ岳までは滑落が多い事故の名所なので、
細い岩場を歩くときは十分注意してください。

 

ルート分岐がある場所で、
尾根伝いに直接槍ヶ岳を目指すルートと、
ヒュッテ大槍を経由して殺生ヒュッテに出るルートがあります。

普通に行くなら尾根伝いに行く方がルートとしては楽。
殺生ヒュッテからは目の前の急登を登る必要があります。

ヒュッテ大槍~殺生ヒュッテは30分もあれば行けますが、
エスケープルートを重視するなら小屋を頼りにしましょう。

 

新穂高へ下るか、上高地に下るか

槍から帰り

 

槍ヶ岳を満喫したらいよいよ下りです。

上高地に車を止めてきた人は、
槍沢ロッジ、横尾に降りるか(最短ルート)、
大喰岳方面へ向かい、南岳・天狗原を観光しながら降りるかを選びます。

天気さえ良ければ後者を選ぶと絶景が楽しめます。

バス・電車で来た人は新穂高に下りるというのも手。
温泉がすぐにありますし、高山行きのバスも出ていて
そのまま観光という贅沢プランもありですね!

 

 

まとめ

上高地経由で登るルートの中でも、行程距離が長くなるのが特徴の登山ルートです。

最初の徳沢から蝶ヶ岳が想像以上に長いので、テント持って自炊するつもりで行くなら荷物の重さが負担となるでしょう。

小屋泊まり前提でいくのなら身軽なので行ってみても良いと思います。

 

何といっても自分が踏破してきた道のりを振り返り、優越感に浸れるのがこのルートの特徴!

目標となる槍に向けて足を進めてきた軌跡に感動するでしょう。

まとまった休みをもらえるのであれば、再び行きたいルートの一つですね。