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霊峰富士 日本一の山で最近のパワースポットブームで
登山客の数は年々増えています。

私も富士は数回行ったことがあります。
登山道も整備され、小屋も豊富で登りやすい道ですが
4大ルートの一つ、富士宮ルートですら恐ろしい体験をしたので紹介します。

 

 

富士宮ルートは最も高い場所まで車で行けます。
ツアーで登る人もいれば、マイカーで来て登っていく人も多いので
手軽に登れてしまうのがポイントです。

一番利用者の多い吉田ルートに比べると、小屋の数も少なく
ツアーで来る人も少ないので、単独・数人で登っている登山者が目立ちます。

最も行程距離数が少ないうえ、名古屋・関西圏からのアクセスがいい。
剣が峰まで最短で行けるのも魅力の一つ。

しかしそれを過信すると山の恐ろしさを思い知ることとなります。

 

夏山真っ盛りの8月4日に登山日を決め、夕刻4時着で仮眠後
出発というスケジュールでした。

天候は風も無く、すこし小雨が降っていましたが問題なしとみて
出発しました。

7合目くらいまで登った所で、突然雨が強く降り出します。
富士山は雨風を凌ぐものがなにもないので、風雨は直で当たってきます。

収まったり強くなったリを繰り返しているので、次の小屋で様子を見ようと
足を進めていると、ついにみぞれに変わり視界も薄れてきます。

富士山は真夏でも7合目を過ぎる辺りから、世界は一変することがあります。
みぞれや雹が降るし、風が強くなれば真冬並みの体感温度です。

 

さらに富士山はルートがしっかりしていて、ロープも張られているのですが
こんな天気の日は見難いばかりか、雨風を気にして下ばかり向いて
歩いてしまうことが多く、道を見失います。

あの富士山で?と思う人もいるでしょうが、経験者の私でも慎重に
確認せざるを得ない状況でした。

周りは人もまばらで、歩くスピードも遅めです。

 

そんな中前方に中年の女性二人組みを見つけました。
がんばるなーと思いつつ後をついていくと、ある異変に気づきます。

なぜかルートを外れ、全然違う方向に歩いていってしまっているのです。
慌てて呼び止めてルートに戻しましたが、本人たちは間違ったという
自覚ゼロ!

危うく惨事になるところでした。気をつけないといけないのが
ビギナーの人は前の人に無意識について行ってしまう傾向があることです。

もし前を歩くひとが道を外した場合、つられて遭難してしまうケースも
かんがえられます。

夜の富士は視界が悪いときには簡単に道を外してしまうので、
慣れた人ほど慎重に行き、確実に自分の歩く道を確認しながら進みましょう。

 

結局私は雨風に恐怖を感じ、下山しました。
予想外の風雨でペースが落ちたのと、ぐんぐん下がる気温に一気に体力を
奪われたので同行者も納得でした。

登山経験者ほど富士を甘く見る傾向にあるのと、夜に人がまばらなルートを
歩くときはルートの見落としにくれぐれも注意しましょう。