登山中に携帯電話が使えれば、天気や帰りの電車やバスの時刻表を調べたり登山の臨場感を誰かに伝えることもできたりと、利便性も楽しみも倍増するでしょう。

何より非常事態が起こっても、すぐに人に知らせられる安心感があるのは本当に心強いものです。

そこで山でも繋がりやすく快適に利用できるメーカーはどこなのか、気になったので調べたことをまとめます。

登山家の通説では、山ではNTTドコモが繋がりやすい

ドコモは繋がるけど、ソフトバンクは繋がらない・・・、auはたまにつながるぞ。これは私の登山仲間内でよく話される定番のやり取り。

まだ携帯電話がガラケーだった時代から、ドコモは山でも電波が強いとして有名でした。連絡を取るときはドコモの人に携帯を借りていたくらい。

携帯電話3社のNTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクを比較すると、登山家の間では一般的に、最も山で繋がりやすい携帯電話メーカーはNTTドコモであることが通説になっています。

「山と溪谷社」のデータにも日本百名山での山小屋の電波状況を調べたものがあり、百名山のうちNTTドコモが繋がるのは63座、KDDI(au)は35座、ソフトバンクが14座と、やはりNTTドコモが一番多くなっています。

自分のよく行くエリアや機種の情報もしっかりチェック!

山で繋がりやすいのはNTTドコモだということが通説にはなっていますが、その時々の天候や登山道の状況によっての繋がりやすさ、繋がりにくさがあります。

先ほどのヤマケイのデータは、あくまでも山小屋でのデータであり、個々の登山道中でどのような状況になるかは行ってみないと分かりません。ある日通じても、別の日は通じないなどバラつきがあるのです。

富士山では各社がLTE基地局を開設している

毛無山から富士

例外は富士山で、近距離に多数の山小屋が点在する富士山は、ほぼ全域でLTEが使えるようになっています。ただしこれは富士山に限っての話で、日本一高い山で通じるから、他の地域でも大丈夫だろうとは思わないこと。

山でも携帯電話が繋がるのはとても便利なことですが、あくまで繋がらなくなることを前提にしておいたほうが安全です。携帯電話がいつ使えなくなっても困らないように準備をして登山にのぞみましょう。

また、NTTドコモよりもKDDI(au)のほうが強いエリアも実際に存在します。自分がどのエリアの山に行くことが多いかを考え、それぞれのメーカーのエリアマップを確認した上でメーカーを決めると良いでしょう。

格安SIMや格安スマホでも大丈夫?

格安SIMや格安スマホが普及していますが、通常の携帯電話と比べて山での利用に差はあるのかというと、格安SIMや格安スマホも使う回線はNTTドコモや KDDI(au)のものですからそれ自体は問題にはなりません。

問題は格安SIMではなく、実際に使用するスマホ端末がどの通信規格や周波数帯に対応しているかということです。例えNTTドコモ回線の格安SIMを利用していたとしても、スマホ端末の通信規格や周波数帯によっては、山間部や山小屋で繋がりにくいということが起きるので注意が必要です。

山で携帯電話を使う時の注意ポイント!

登山口で登山届をメールなどの電子申請によって提出できることが多くなっています。遭難に備えて提出を習慣づけておくといいでしょう。

山では電波は強くありませんから、都市部にいるよりも電池の消耗は激しくなります。電池の消耗を防ぐために必要以上に携帯電話を使わず、いざというときに備えて予備バッテリーを持っておくこともオススメします。

山で強いNTTドコモ回線にも利用法の選択肢は増加中!

山ではNTTドコモの携帯が繋がりやすく人気が高くなっています。最近は携帯電話の利用方法にも様々な形が出てきました。

山でよりお得に快適に携帯電話を利用するためには少し知識も必要になりますが、格安SIMや格安スマホを使う選択肢もあります。機種変更を考えている方は利用方法を調べてみてはいかがでしょうか。

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