Huge lightning storm over Rocky Mountains Morrison Colorado

登山をするときは多くのことに気を付けなければなりません。その中でも特に重要なのが落雷です。落雷の恐れがあるときに、間違った対応をすると命に関わります。

今回は登山中の落雷について、正しい対応や避難方法などについて解説します。

山での落雷の基礎知識

山で落雷の被害に遭わないようにするには、雷についての知識を持っていることが大切です。

落雷は夏場に発生するイメージが強いですが、夏以外にも発生します。どの季節であっても、大気の状態が安定していなければ発生する可能性があるのです。大気が不安定になり、上昇気流が積乱雲を形成しはじめたら、落雷の予兆であると考えてください。

また降雨と落雷をセットで考えている人は多くいますが、雨が降る前から落雷が始まることも少なくありません

雷はどこにでも落ちる可能性がありますが、高い場所や背の高い物に落ちやすいです。そのため平地にいるときと比べて、登山中は注意しなければなりません。

身を守るための避難方法

周囲に木などの高い物がある場合は、すぐに離れる必要があります。できるだけ開けたところに移動して、姿勢を低くして待機します。くれぐれも木の下で雨宿りするのは避けましょう。木などのすぐ下ではなく、数メートル離れた位置に待機して雷雲を凌ぎます。

気象庁:落雷から身を守るには

近くに山小屋があれば、中に避難するのが最も安全です。ただし壁からは離れるようにしてください。小屋に落雷した場合、壁付近にいる人に電気が流入してしまう恐れあるからです。また水道の使用も控えるべきです。水道管は電気の通り道になる可能性があります。

迅速な対応が重要

光ってから音が聞こえるまでの時間が長ければ落雷地点は遠い、という話を聞いたことがあるのではないでしょうか。しかし登山では、音が聞こえるのが遅くても安心してはいけません。頭上に雷雲が浮かんでいる限り、いつでも付近で落雷が発生する恐れがあるからです。

雷鳴が遠くで聞こえた次の瞬間に、落雷に遭ってしまうこともあります。そのため何よりも重要なのは、いち早く対応や避難を行うことであるといえます。

雷の間違った対応に注意!

ゴムが電気を通しにくいことはご存知ですよね。確かに微量の電気であればゴム製品で防ぐことも可能です。しかし雷の電圧は膨大であるため、落雷に対しては効果がありません。レインコートなどのゴム製品を装着しても、意味がないことを覚えておきましょう。

また雷が金属に落ちやすいという話も鵜呑みにしてはいけません。現代では科学的な根拠がないといわれています。腕時計やベルトといった金属を含む製品を外しても、安全性が高まることはないので注意してください。

事前確認も欠かさずに!

登山中に落雷の可能性がでてきたら、今回紹介した内容を参考にして対応や避難を行うと良いでしょう。さらに事前に落雷を予想して、スケジュールを調整することができれば安全性が高まります。

登山の前には、TVの天気予報や気象庁のWebページなどを念入りにチェックする習慣をつけてください。