水毒症という症状をご存知でしょうか? 聞きなれない言葉ですが、知らず知らずのうちに多くの人を悩ませる原因になっているもので、水分が胃腸を冷やしたり、摂り過ぎた水分が正常に排出されないことで起こります。

登山初心者がやってしまいがちな行動に、水毒症にかかる可能性のあるものがあるんです。 ここでは、その具体的症状と対策を紹介します。

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※ここでいう水毒とは、漢方医学の用語です。似たもので、水中毒という症状がありますがそれとは分けて考えますのでご注意くださいませ。

水分の摂り過ぎに関わるトラブルで代表なのが「むくみ」ですが、その前段階といってもよい症状が起きることがあります。むくみと違い、男性・女性関係なく起こりうる症状です

症状は、めまい・頭痛・冷え・異常な汗・下腹部のたるみによる圧迫感・急激な疲労感などがおこります。重度のものになると、高血圧になったり下痢をする他、アトピー性皮膚炎を悪化させることが確認されています。 これらは水分を過剰に摂取してしまった結果起こるものです。

主な原因は、一気に摂り過ぎた水分が胃腸を急激に冷やすことで機能を低下させることで起こります。排出が追い付かずに下腹部に水分が溜まり局所的にむくんだりします。 水分が増えることで血液の量が増えるため、増加した血液を循環させるために高血圧となることもあるんです。

なぜここでこの事例をとりあげたかというと・・・ 登山道の途中によくある湧水やきれいな川。ここでがぶがぶ水を飲んでしまうビギナーが後を絶たないからです。これらの水は当然ものすごく冷たいです。冷たいものを飲みすぎると体に悪いことは散々言われていますが、登山の疲労と体の熱さ、喉の渇きの3重苦が、ブレーキを解除してしまいます。

コップ一杯とか適度に飲むことはリラックスになりますし、熱くなり過ぎた体を冷ますという点で効果的ですので、何事もほどほどにしましょう。効果があるものも逆効果に変わってしまいます。

勢いよく冷水を飲みすぎて「頭が痛い、高山病だー」と嘆く人とか、下痢をもよおして岩陰に隠れに行くビギナーさんはしばしば目にしますので、こちらも頭が痛い話です。

普段の生活でも、むくみと同じ代謝機能の低下でも引き起こされることがあるので、むくみ対策を参考に最適気をつけていきましょう。熱い飲み物を飲むことも効果的ですので、山小屋などでは暖かい飲み物を飲むと頭痛も軽減されますよ。