登山で使える腕時計のおすすめはどれがいいでしょうか?

山では行程を確認したりするのに正確な時刻を知る必要がありますし、岩場にぶつけたり雨や露で濡れますので、耐久性・耐水性は不可欠です。

生活防水レベルのものでも使えなくは無いですが、やはり山という過酷な環境なら信頼ある時計を選びたいし、連泊での縦走ならばなおさらのこと。

casioprotre

最近の登山用として売られている時計は、高度計がついていたり、方位計や気圧計とか多機能が売りです。多機能すぎて使いこなせないのもありますね・・・

登山で使っている人が多い人気の時計と機能について書いてみます。

定番のカシオPROTRECKプロトレック

圧倒的に人気なのはカシオの登山用時計プロトレックですね。大自然を知るための「本格ギア」と謳っているだけに、登山に必要な機能と耐久性は言うまでもないです。

プロトレックに統一した機能として、各計器がボタン一つで表示できるのは便利です。耐水性も高く山に持っていく時計としては最高です。

ごついデザインなので、はめている人を見るとすぐに分かるのが難点?でしょうか。モデルは沢山あるので被らないとは思いますが、人気の高さを伺えます。

プロトレックはウレタンバンドを採用しているので、布のように汗を吸って臭いが気になることもないです。私は寒冷登山はしませんが、寒冷地では金属バンドは凍って腕に張り付く恐れもあるのですが、ウレタンであればその心配もないです。

やたらとごつい概観でボタンも大きくてナニコレ?と初めは思いますが、決してアウトドアを意識してではなく、軍手やグローブをしたままでも操作でき、雨や寒さでかじかんだ指先でも操作できるように登山時計としての用途を研究して作られた大きさなんですよ。

ここで一つ、多機能登山時計を使いこなす為の注意点をまとめてみます。

実際に使ってみて注意したい点ですが、計器の誤差はそれなりにありますので過信しないようにすることです。

プロトレックの高度計

高度計はもっとも誤差を感じるところです。実際に山小屋で他の人と見くらべてみたことがありましたが、メーカーによっても違うし、プロトレック同士でも異なりました。大きな誤差でも100メートル程でしたが、正確な高度の記録を取りたい人は専用の高度計が勝りますね。

誤差の要因は、高度データについては海抜0メートルを基準としているわけではなく、測定開始点からの高度を表示する相対高度計であることと、刻々と変化する気圧により測定誤差が発生するからです。

★必ず登山口など正確な標高が分かる位置でリセットして調整してから登ることをおすすめします。

高度計をどう使うか?

例えば予め地図上にて分岐の位置や気になるポイントがあればその高度を記憶しておき、標高差によってその位置を見逃さないようにもできます。同じように地図上で標高差が確認できれば、現在どの辺りを歩いているのかといったおおまかな目安を知ることもできます。高度計は使い方次第では遭難時も役立つ機能なんです。

(必ず確実に標高が分かる位置で高さを合わせ、その+-で測るようにすること!)

温度計

腕にはめる時計ですので、はめている人の熱気によって温度が変わります

天気の良い日ならいいですが、雨でカッパを着ていると、袖口から相当な熱気が出てきますので、気温は高めに表示されます。防水性の高さを利用して、カッパの上からはめる等の工夫で誤差は減らせます

正確に測るなら、休憩時に腕から外しザックの上などに数分置いておくといいでしょう。うっかり置き忘れないように!

方位計に関しては登山時計ではなくコンパスを使いたい

各計器に関しては、専門のものにはやはり及びません。方位計がついているモデルであっても、暗い時こそ液晶パネルで視認性は良いですが、コンパスは別に持っていくようにしましょう。
他には、ごついので手首の細い人には向かないかも。今はスリムタイプのモデルもあり。

ちなみに私の使っているのはプロトレックPRW-1000J-1JRです。選んだポイントは、

  • 高い防水性能で雨を気にしないで使える
  • 気圧計は使える!天候の変化予測で実績有り
  • 電波ソーラーで時刻合わせの必要がない

この3つでしょうか。防水性は他のメーカーを大きく凌ぎます。気圧計は、普段生活でも役立つことがあります。気圧が下がるとパネルに表示されますので、雨降り予測は結構当たりますよ。ものぐさな私には勝手に時刻の誤差を調整してくれるのもありがたいですね。

衝撃にも強いですが、岩にぶつけたりすると傷はつきますのでご注意を。


BARIGOバリゴ、SUUNTOスントでシンプルに決める

ごついプロトレックが嫌だということで、シンプルなデザインのバリゴやスントというメーカーの時計をはめている人も最近多くなりました。もっとも時計自体の大きさはほとんど変わらないですが・・・

barigo

バリゴはドイツメーカーの登山時計で、価格はプロトレックよりも低めです。相場は2万円から。シンプルな文字盤ですが、時計そのものは結構大きいです。文字盤はシンプルすぎて、プロトレックに見慣れている自分としては何か物足りない気分にもなります。

とはいってもバリゴの登山時計としての最大の真価は気圧計の精度の高さ!

1926年に気圧計メーカーとして創業し、正確性がより求められる船舶用の気圧計も手がけているので信頼性が高いです。天気予報が当たる確立が最も高いと評判のある登山時計。

この気圧計の正確さは内蔵の高度計にも応用されていて、気圧の変化によって標高がずれることを抑える機能を備えています。

軽量でモデルによっては市販の2032ボタン電池(100均でも売ってる)を自分で交換できてしまうものもあります。

suunto

SUUNTOスント

SUUNTO(スント)はフィンランドのメーカーの登山時計。バリゴよりも種類は多くでています。こちらも文字盤はシンプルですが、石井スポーツで展示してあったのを実際にはめてみると結構大きく、登山時計として使いやすい大きさです。

スントは登山時計に心拍計をいち早く採用したことでも有名。心拍の変動を管理でき、上限や下限を設けてアラームをセットすることもでき、体調管理に役立つ機能を備えています。ちなみに心拍の計測は腕ではなくてベルトで胸に巻くという変わった使い方をするので初めはなれないと思いますが、安心感には変えられないでしょう。

スントはIBSでも豊富に扱われているだけあって最近人気が高まっている登山時計です。

売れ筋は「VectorヴェクターHR(HRとあるのが心拍計付きです)」、GPSまで搭載の「AmbitアンビットHR」の人気が高いです。

スントは上記のヴェクターの後継ともいえる「コア」というモデルが非常に人気です。シーズンは売り切れも多いので気になる人は早めにチェックしておきましょう。

どちらもアウトドア用に作られた時計なので、登山で使うことができます。機能が詰まっているだけにゴツイですが、プロトレックと違う時計を選んでみたいという人はこちらもありでしょう。