山靴

登山靴の選び方!自分に合ったものを選ぶポイント

たくさんの種類の登山靴選びで迷ってしまう人も多い、登山靴の種類と選ぶときのポイントをレクチャーしてみます。

登山靴は近年の登山ブームに合わせて、実に様々な種類が出てきました。一昔前では考えられないくらい「軽量で本当に山靴なのか?」と思うようなものまで様々。

それぞれ機能と目的を考えて作られています。重い荷物の衝撃に耐え、荒れた岩肌をもろともしない強靭な靴底は、登山するうえでの要ともいえる存在です。

登山靴の魅力に迫り、間違った選び方することがないように知識を深めていきましょう。

登山靴の各部名称と役割を知る

登山靴名称

写真見たまんまなんですが、私の靴をモデルに名称を解説します。

アッパー

ここは足の甲の部分を覆うもの。登山靴の快適性という観点での性格を大きく分ける部分。素材はフルレザーや合皮、この靴のように化学繊維でできているものなど様々あります。

靴の大部分を覆う為ここが布地だと軽くて通気性がよく、夏山向けの構造です。頑丈な皮でできていれば足をしっかり固定してくれるので縦走や厳寒期のアイゼン走行に向きます。

ソール

山を踏みしめる一番重要な部分。ここの素材と硬さによって、どの程度の登山向けに作られているのかを判別できます。硬くて曲げれないほどのソールであれば、長距離の縦走向き。しなやかであれば軽く、柔軟に動ける軽登山向きです。

ちなみに裏返すと、Vibramという黄色いロゴがほとんどの登山靴に出てきますが、これはソールの耐久性とグリップ力に信頼のあるビブラム社のものを使っているという証です。

ベロ・タン

名前のまま、舌のような構造で足首の衝撃吸収材として活躍する場所。普通の靴と違うのはアッパーと一体になっていて水や汚れを防いでくれる。また、靴ひもの結び目よりも上に伸びていて、履き口よりも高いのが特徴。同じく雪や雨、泥の侵入を防ぐ役割を持っています。

トゥ

つま先のこと。つま先を保護する為に大きくゴムで覆われていて、安全靴のように非常に硬い。ソールの部分は、下りで地面に食い込めるように堀が深く鋭い構造のものが多いです。

シューレース

靴ひものこと。靴ひもを通す部分も登山靴によって違いがあり、どれがいいということは無いですが、靴そのものの耐久性やひもが切れたときの通しやすさに違いがあります。写真の靴ではひもが非常に通し難いですね。その分素材はレザーと化繊で統一されているので余分な金属が無く、軽量にできています。

ヒールとコバ

ヒールはかかとの部分。衝撃を一番受け止める部分で、ソールの厚みも最もぶ厚いです。

コバというのは簡易アイゼンを取り付けられるでっぱりの部分のこと。ついているのとついてない靴があり、当然残雪が残るシーズンや雪渓を歩くフィールドに繰り出したいならこのタイプに絞って選びましょう。

登山靴選びの際はこのポイントを確認して、用途を満たしているのか?通気性はどうか?耐久性はあるか?といったものを判断しましょう。

履き心地やおすすめだけで選ぶよりも、登山靴選びが楽しくなりますよ!

登山靴にも種類がある!一番歩きやすいものを

登山靴の名称と機能について簡単にご説明いたしました。

次は登山靴の種類です。

登山といっても様々なスタイルがあり、軽登山と呼ばれるものから本格的な重装備でのぞむ連泊登山まであり、足にかかる負担や登山靴にかかる負担も様々。

快適登山の靴選びのためにもう少々お付き合い下さいませ。

軽登山 日帰り登山や荷物10キロ未満の人におススメな靴

メレル

低山の軽登山向きのトレッキングシューズとして、軽くてソールも柔軟、軽快に足首が動かせるモデルがあります。

ずっとくそ重たい登山靴で鍛えた私にとっては最初信じられない軽さでしたが、実際に履いて登ってみると感動します。

動きやすい上に、ソールはしっかりグリップするので気分はまるでトレイルランニング!

柔らかいソール

かなり使い込んでますが・・・このように手で押すとソールが曲がるくらいしなやかなので、長時間の行程や岩場続きの道には向きません。

軽くてもしっかりしたものを選びたいときは、このタイプでもアッパーが大きなものを選びます。

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どんだけメレル好きなんだよって感じですが、このように足首を大きくくるむタイプのほうが、荷物を背負った登山では足が疲れ難いですね。

軽登山しかしないという人でも、アルプスなど視野に入れるならこのタイプをチョイスしましょう。

価格相場は ¥2万円前後が主流。代表的メーカーは、上記メレル テバ キーン等が人気です。

軽くて蒸れないので、完全に夏山の登山向けですが一足は持っておきたいアイテムです。

登山靴バックパッキング・トレッキング用 これ買っとけば間違いなし!

バックパック登山靴

荷物30キロ以上でテントもっていくもよし、夏のアルプスをじっくり縦走するも良し!

登山を始める人が最初に買うのはこの種類の靴。

最も登山靴らしい構造をしており、アキレス腱近くまで覆うハイカットな作りと、厚くてクッション性の高いヒールによって荷物を背負った縦走も難なくこなしていける。

硬いソール

力をこめて押してみても、全然形は変形しない。硬くてグリップの高いソールを採用しています。

硬いということは歩きにくそうですが、実際は登山で歩くときは大地を踏みしめながら足を進めるもの。ごつごつの岩肌や尖った石の衝撃から足を守り、ぬかるみや草の上でも滑り難いソール構造が快適で怪我の無い登山を実現します。

価格相場は、¥3万円から4万円前後。

有名なメーカー品が名を連ねる一番種類の多いモデルで、値段の違いは皮の素材やソールの構造で変わってきます。

選ぶときはどこのメーカーでというよりも、やはり自分の足に合った物。

同じメーカー・同じサイズであっても、少し種類が違うと靴の幅が変わることがあります。履きづらくなったり、他にはソールの高さの違いで足首が痛くなったりしてしまうので注意しましょう。

靴の幅・素材による通気性・ソールの高さ・靴自体の高さ

この4点をしっかりと押さえてお気に入りの一足を見つけてみましょう。

玄人が求めるアルピニスト御用達モデルもある

先述した登山靴と、アルピニスト向けとの区別は難しいですが、使われている素材が冬も対応できる高級品で数々の薀蓄を持った玄人向けであれば後者の種類。

見た目は冬山での雪に備えて靴の高さがあり、ソールも残雪で踏ん張れるようにごついので分かります。

値段も5万円以上するものもある世界。

ココまでの物を求める人であれば、オーダーメイドとかしてしまうかもしれません。

最初からこの靴を選んでしまうと、あまりの硬さと重さで足がついていけないこともあります。

このタイプでなければ駄目というものではないので、自分の今いるステージにあった靴選びを心がけましょう。

気になる単語 フルグレインレザーとは?

山靴選びしていると、フルグレインレザーという言葉を聞くことがあるかもしれません。

これは牛革の体表の毛をとっただけの皮のことで、高級レザーのひとつとされています。

登山靴に使われる理由はとても頑丈で一枚皮で靴を形成することができるんです。高価な靴に使われていて、最初はつやの無いマットな皮ですが使い込むごとに色の変化していきます。

見た目だけでなく、最初は硬くて歩きづらくても使うごとに自分の足の形に馴染み、しっくりくるという長く使ってこそ味の出てくる一足になります。

ご予算がある人は一度検討してみてはいかがでしょうか?