登山途中でカモシカにばったり出くわしたらどうする?

秋の富士見

登山は最近山ガールという言葉が作られたほど若い女性などにも人気となっており、趣味として楽しむ人が増えてきています。

しかし山には自然と共に野生動物たちも生きています。登山をするのであれば正しい野生動物との対処の仕方を覚えておく必要があります。

例えば日本の山に生息しているものにはクマやカモシカなどがいますが、クマの対処法はよく聞いてもカモシカの対処法はほとんど聞かれることがありません。

もし遭遇した場合に備えて登山する上での注意事項の一つとして覚えておくようにしましょう。カモシカは人が山の中で作業をしている時に岩角などの見晴らしの良い場所に何時間も立ってじっとこちらを見ていたりします。

カモシカの習性を知っておくことで回避する

登山をする時には遭遇しないようにその動物の習性を知っておくことも大切なことです。カモシカの場合は基本的には岩場や急傾斜の斜面のある森林に生息しており、成獣の場合の行動範囲は大体決まっています。

木の幹や枝に角とぎや眼下腺からの分泌物をこすりつけるといったマーキングをするので木などをチェックしてみるとそこに来ることがあるかどうかがわかります。

そして早朝と夕方に餌を食べ、座り込んで休息しながら反芻していたりします。これはよく衰弱しているのではと間違えられますが、そうではありません。発情期は10月から12月、出産時期が4月から6月頃ですから特にその時期は興奮しやすいので気をつけておきましょう。

もしカモシカに出会った場合にどう対処するか?

カモシカは基本的には自分から人間を襲うということはありません何もしなければ去っていくものです。しかし対処法として必要以上に近づかないようにすることは大切です。

もしパニックすると突進してくる時がありますし、ヘタをすれば角で突かれてしまう恐れがあるからです。そしてかもしかが逃げられるように逃げ道はふさがないようにし、興奮させるような刺激を与える行動はしないようにしましょう。

また幼獣に出会ってもむやみに連れ帰らないようにします。幼獣のそばには見えなくてもたいてい親がいますから人間が立ち去れば自分の子を迎えにきます。