登山途中で足首を傷めた(ねんざ・骨折)時の対処法

Missteps about to produce ankle injury

登山中の足のケガは本当に辛いものです。また自分ではなくても仲間が足にねんざ骨折をしてしまった時にはフォローしなくてはなりません。自分のためにも周りの仲間のためにも、ねんざや骨折の応急の対処法を知っておくと安心感が違いますね。登山に出掛ける前に確認しておきましょう。

捻挫しないため登山に行く前に、準備しておくもの

自分に限ってケガはしない、と思っている人も多いかもしれませんが、登山中は何が起こってもおかしくありません。何もないところでつまずいて転び、足を痛めることもあるのです。特にケガが多いのは下山時と言われていますので、下山中も細心の注意が必要です。

テーピングテープ

ケガをした場合に備えて、必ずテーピングテープは持っていきましょう。テーピングテープを巻いたことがないという場合には簡単に巻けるものが発売されていますのでそういったものを持参してもいいでしょう。また、三角巾もあると骨折が疑われるような場合に使えます。

ねんざしてしまったら足首をまずは固定する!

Leg tensor bandage being applied outdoors

足首をねんざしてしまったけれど、何とか歩けるという場合のテーピングの方法です。

靴を脱ぎ、素足になります。テーピングテープの長さを足に合わせます。足首を90度にして外くるぶしの上から土踏まず、足の裏を通り外側に回して内くるぶしへと通していきます

そこから足首に一周まわして長さをあわせたら、両端をあわせて両角を斜めにカットします。こうすることでテーピングテープがはがれにくくなります。テープの長さをあわせるのと同じ手順でテーピングしていき、足首を固定します。足首を固定するということを意識して巻いていきます。

靴の上から足首を固定する場合

靴を履いたままで足首を固定する方法は、靴を脱いだら足が腫れてしまって靴が履けなくなりそうなときに用います。

三角巾を八つ折りにして、足裏にあわせます。三角巾の両端を踝の裏側に回します。そのまま交差させて足首の前に回し、交差させます。踝の裏側に回したところの内側に両端を通し、折り返しましょう。その折り返した内側を足首の前にギュッときつく引っ張り、結びます。

下山した後に注意すること

下山した後は冷やす、固定するなどの手当てを行いましょう。大したことないと判断して終わりにしてしまうのではなく、病院に行くなどの対処法も視野に入れる必要があります。

足首のねんざは軽くてもきちんと治療することが大切です。無理に動かしたり、揉んだりはしないようにして、一週間くらいは様子を見るようにしましょう。ねんざ癖がついてしまうと、今後の登山が難しくなってしまいます。

万が一に備えて準備万端で登山を楽しもう

登山中は何が起こるかわかりません。ねんざや骨折になってしまう可能性もありますので必ずテーピングテープや三角巾などは持ち物に加えておきましょう。対処法もしっかりと確認しておき、いざという時に備えて楽しい登山にしてくださいね。

管理人も最低限の応急対応ができるよう、テーピングについては書籍を何冊か読んでいます。初心者でも分かりやすいおすすめを紹介しておきますので、本格的に登山を趣味とされるなら一度読んでおかれるとよいと思います。