荷物一つで登山は楽しくなる!持って行き過ぎも問題だが・・・

秋の富士見

登山を続けていると、荷物の選択がセンスの見せ所になります。

あれもこれもと増やしていくと、結局は自分を苦しめることになりますし、もしもの時に必要なものが入っていなければ、命に関わることになります。

山に泊まるような本格的な山行ならば、ある程度取捨選択が必要になりますが、近郊の低山に日帰り登山ならば、せっかくなので山で楽しめるような小道具を持っていくと、より豊かに登山を楽しむことができます。

jetboil

私が特に寒い時期に欠かさず持っていくのが、「ストーブ」です。お湯を沸かしてコーヒーを入れたり、カップラーメンを食べたり、その重さ以上の働きをしてくれます。もちろん調理もできるので、パスタやリゾットを作ったりすることも可能です。このときに休憩用の折りたたみクッションがあると、さらにくつろぐことができます。

変わって夏場に便利に使えたのが、「折りたたみの椅子」です。夏場は山ヒルがいる恐れがあるので、ところ構わず座ることは避けた方がいいのです。

軽い折りたたみ椅子があると、手軽に座れますし、荷物を降ろすときにも乗せられるので、帰宅後に山ヒルがカバンに入っているというリスクも軽減できるでしょう。荒天後のぬかるみの多い地面にも対応できます。

そしてもうひとつ、今の時代だからこそ持っていると楽しめるのが、スマートフォンです。今は山登りの様々なアプリがあるので、気に入ったものをダウンロードして使うと非常に楽しむことができます。

山頂から見える山が何か同定できたり、GPS代わりに使えたり、自分の足跡を地図上にポイントしていけるようなものもあります。

自分が歩いていた足取りが、地図上の山の上に残っているのは、何とも言えない達成感を感じます。道に迷う可能性を下げてもくれますし、いざというときには電話することもできます。こんな便利なものを使わない手はありません。

もちろん実際の紙の地図、防寒着や水分、行動食とは別に保存できる食料やレインスーツなど、決して忘れてはいけないものは必ず持っていくことは、言うまでもありませんが少しの工夫で登山を快適にできますね。