登山でハイドロシステムを活用する!こまめな水分補給で熱中症予防

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正式名称 ハイドレーションシステム

難しい横文字で凄そうな名前だが、簡単に言ってしまうと、ホースの付いた水筒から水を飲むためのアイテムということ。

最近ザックから細いホースを出していて、歩きながらホースをくわえて水を飲んでいる人を見かけたことはないでしょうか?まさしくあれがハイドロと呼ばれているものです。

小まめに水分が摂れて熱中症予防に有効なアイテム

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そもそもハイドロは、自転車レースなどのように水分補給がしづらいスポーツで、手軽に水を飲めるように開発されたものです。

水分というのはまとめて一気に飲むよりも、少しづつ、汗で失った分づつ摂取するのが理想の形。

登山においても、行動しながら手早く水分補給ができる上にポリタンクのようにスペースをとらないので、ザックの中にきれいに収まるというメリットがあります。

登山において水分の運搬は重要でありながら、重くかさばるのでパッキングにも頭を悩ませる要因の一つです。ハイドレーションシステムによっては、ビニールのパックを採用しているものもあるため、パッキングのスペースを圧迫せず、登山ザックの容量を有効活用できるメリットもあるといえます。

両手がフリーになって登山中の安全性が向上し、ホースを咥えるだけで瞬時に飲めるのはとても便利で理にかなった装備品です。

単独のソロ登山などで、とにかくガンガン登りたいという人にはうってつけのアイテムであるといえるのではないでしょうか。

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ハイドレーションシステムのデメリットを2つ

デメリットは、ホースの部分や飲料を飲むために口にくわえる部分が不衛生になりやすいこと。

登山中も登山後も、洗浄に手間がかかります。特にやっかいなのがタンクの内部は洗浄するための道具が入らない上に、濃い糖分を含んだ飲料は内部に残りやすいので専用の清掃キットで掃除することが推奨されている点ですね。

デメリットであるタンクの洗浄を嫌って、ペットボトルにチューブをつけるだけの商品も人気があるようです。口コミ評価が高いものを紹介しておきます。

SOURCE(ソース) コンバーチューブ SH205

意外と飲むのにコツがいる商品もある

昨年から私も使いだしましたが、山へ行く前に一度使ってみることをおススメします。理由は、初めて使うときはうまく飲めないからです。流れ出てこないように逆流防止弁が付いているのですが、吸い込むのにコツが必要で慣れないと上手く飲めない商品もあります。

商品によっても違うと思いますが、結構な吸引力で飲もうとしてしまい、余計なエネルギーを使います。コツさえつかめばとても便利なので、使ってみる価値はあると思います。