縦走登山と言うのは山の尾根を歩いて山の頂上を目指す登山で、一つのピークを越えると、下りと登りの連続となるなど、登山中は足や膝を酷使する事になるため、痛みが生じてしまう事も有ります。縦走は長い距離を移動していきますから、登山途中で膝の痛みが出てくると、慢性化して移行の登山が辛くなることがあります。
特に気をつけたいのが、登山では登りよりも下りの方が膝への負担をかける事になるので、痛みが生じてしまうと辛い思いをしなければなりません。また、登山と言うのは何時までに目的地に到着するのかと言ったスケジュールを作って行うスポーツで、足の痛みなどを想定していないと、到着時刻が大幅に遅れてしまう事になります。
痛みが起きた時のことを考えて、スケジュールを作り、痛みの対策を考える事が大切です。
痛みが発生したらテーピングを有効活用
登山中に発生した膝の痛みを和らげるためには、テーピングを活用するのが一番です。
テーピングテープは巻くことで血流を制御して痛みを軽減したり、関節をがっちり固定するように巻くことで膝の不規則な動くを抑制して痛みを軽減できます。
テーピング部位や症状ごとに様々な巻き方がありますので、1冊は本を読んで最低限の手法を覚えておくと役立ちます。上記は私が参考にしたテーピングの本で、基本的な巻き方を覚えるのに役立ちます。
あくまでも山小屋や意思などによる手当てを受けられるまでの応急処置として活用しますから、テーピングへの過信は禁物。痛みが起きたときのために、膝の痛みに不安がある方は持ち物にテーピングを忘れないようにしましょう。
サポーター・サポートタイツを利用した登山中の痛み対策
痛みが生じる理由は様々なのですが、登山をしている時、下りの道を歩くことで膝や足首に大きな負担がかかります。この状態で歩いていると痛みが起きてしまう事も有るのです。
痛みを予防するには、関節部分をサポートしてくれるサポーターが役立つ存在になってくれます。サポーターと言っても色々なものが在りますので、アウトドアショップや山道具を販売しているお店で、膝用のサポーターを購入しておくと安心です。
未然に傷みを防いだり疲労軽減に役立つアイテムとして、サポートタイツを履いて登る人も増えましたね。サポートタイツは足全体を引き締め、余分な筋肉の動きを制限して足運びがしやすくなるほか、血流を促進してむくみや足の痛みを和らげる医療効果もある優れものです。
タイツといっても汗で蒸れにくくできていますから、夏の登山でも履いていくことで快適な登山を楽しむサポートをしてくれるでしょう。
登山ストックで痛みが起こり難くする方法について
登山を開始する前に、ストレッチはしたけれども痛みが起きたと言った経験を持つ人も多いのですが、痛みが在ることで歩き難さを生じさせることになり、バランスを崩して転倒をすることもあります。
登山用のストック・トレッキングポールを活用することで、身体を腕で支える事で足にかかる負担を軽減してくれる効果を持ちますのでバランスを崩すのを未然に防ぎ、傷みの発生を防ぐのに役立ちます。足が痛み出したと言う時など、ストックを使う事で身体の体重は足だけではなく腕の力でも支えられるようになるので、足にかかる荷重を小さくすることが出来ると言ったメリットに繋がります。
ストックに頼り過ぎてしまうと、バランスを取り難くしてしまう事に繋がりますし、岩場などの場所ではストックを使う事で危険な状態になることも在ります。使いどころを見極めて活用していきましょう。
最近は、収納した時にコンパクトに収まるストックが在りますので、リュックなどにぶら下げておけば、膝が痛み出した時の対策としても役立ちます。