ジェットボイルとは?少ないガスでお湯を沸かす山の秘密兵器

ジェットボイルという調理器具を知っていますか??

登山で使用する調理器具の一つで、お湯を沸かすことに特化したもの。
jetboil

保温性能の高いクッカー部分に、熱効率が非常に高いストーブ部分が一体となった特徴的な形が目を惹きます。

ストーブの部分にはフィンのように穴が開いた形状になっていますが、これは熱の無駄な拡散を防ぐ役目があり一般的なストーブよりも早く沸騰させることができるといいます。

用途としては、お湯で戻すタイプのアルファ米を食料として食べるときや、レトルトのカレーなどを早く温めるのに効率が良いアイテム。さらには高山で水が手に入らないときに、氷を溶かして飲み水を作り出すといった使い方があります。

早く沸騰させられるということは、それだけガスの使用量が少なくすむということ。長期縦走ともなれば食料とともに、それを調理する為の燃料が大きな負担となってきます。効率の良いバーナーを使用できることは、荷物を減らして縦走時の負担を減らすというメリットもあるのです。

エベレスト登頂を果たした三浦雄一郎氏も、このジェットボイルを愛用しているという。このジェットボイルで8000メートルの高地でお茶会を開いたり、好きな赤飯を温めたりと大活躍したそうです。これを使わなかった登山時に比べるとガスの使用量は半分ほどで済んだというので利用価値は高いと思います。

登山では酸素と水と食料が命をつなぐものとなるとともに、ひと時のリラックスできる時間を作ってくれるのでたまには山での調理器具もこだわってみると面白いと思いますね。

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